放置自転車対策成功事例
駐輪場システム(駐輪機、精算機)と不正駐輪禁止スタンドを導入した放置自転車対策で、ビルの不正駐輪一掃に成功。公園のような憩いの空間を取り戻し、ビルのオーナー様、管理会社様、地域住民、みんなが喜ぶ駐輪場となりました。
BEFORE
AFTER
お客さまの抱えていた課題・ご要望
実施したソリューション
オフィスと商業施設を兼ね備えた複合ビルの管理会社様から、放置自転車対策のご相談をいただきました。
当ビルは駅近くの立地であることに加え、スーパーなどの店舗も入っていることから自転車が集まりやすく、無料開放していたビルの駐輪場には、他の施設や駅利用者の放置自転車で溢れかえっていました。
さらに、駐輪場外に停めているにも関わらず、盗難やパンクなどのクレームも多く、管理に手間やコストがかかり、不正駐輪がビルの景観やイメージを悪くしていました。
私たちはまず、駐輪状況の調査から始めました。
朝9時前の時点で、敷地内の駐輪可能台数124台に対し、停められていた自転車は230台以上。
既設駐輪場2か所の有料化(駐輪場システムの導入)だけでは台数不足になることは明確であったため、新たなスペースに3か所目となる駐輪場の新設を提案。
それでも自転車が溢れることが懸念されたため「不正駐輪禁止」を示すオリジナルスタンドを75台設置しました。
さらに、設置だけが私たちの提案ではありません。
着工前からビルの管理会社と共に、各テナント・利用者へ有料化の告知を行い、駐輪場の利用規約も変更。オープン直後は案内スタッフを常駐し、利用者に有料化の理解を得るため働きかけました。
「今まで無料だったのに有料化はずるい」「精算が面倒」などのクレームはありましたが、管理会社の協力のもと、一人ひとりと顔を合わせた誠実な対応や不正駐輪禁止スタンドの設置など、きちんと管理する姿勢を示すことで徐々に理解を得ていき、有料化から3か月後にはクレームも不正駐輪もほぼ無くなりました。
不正駐輪が一掃されたビルには、計画当初の公園のような憩いの空間が戻り、昼食や休憩をとるビジネスマンの姿も増えました。
管理会社様からは、『地域住民から「綺麗になったね」と声をかけていただくこともあります。以前はテナント誘致の際に「ビルの内観は魅力的だけど、外の放置自転車が…」と言われることもありましたが、自信を持って誘致の案内ができるようになりました。』と、嬉しい声をいただきました。
ビルのブランドイメージや価値の向上だけでなく、地域住民の生活を少なからず豊かにできたことを実感しております。
引き渡し | 2019年2月 |
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使用製品 | 駐輪機:Bロック/218台、バイク駐輪機:GBロック/2台、精算機:ES-400/4台、不正駐輪禁止スタンド:75台 |
工事詳細 | 電気工事、駐輪機設置工事、付帯設備工事 |
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